『その女、ジルバ』の第二話感想。「40歳はまだまだ伸び盛り!」アララ(池脇千鶴)をはじめ、全女性に響く名言が続出
皆様こんばんは、nene.です。
池脇千鶴さんで話題の土ドラ『その女、ジルバ』、第二話が放送されましたね。
前回、池脇さんの演技力について熱く語ったばかりですが、今回も思ったことをつらつらと…
以下、ネタバレにご注意ください!
背中が丸まった演技、うますぎ…
まずはじめに言及したいのが、池脇さんの役作りについて。
第二話では、アララが姿勢の悪さを指摘されるシーンがあるのですが、池脇さんが『姿勢を悪く見せる演技』がうまいこと…
人に見られることを仕事とする女優さんが、背中を丸めた状態をナチュラルに見せるということがどれだけ難しいでしょうか。
演技力に定評がある池脇さんとはいえ、努力の賜物なのではないかなと思うのです。
また、姿勢だけでなく表情も。
眉間にしわを寄せて、しかめるような表情の作り方が本当にリアルですごい。
もちろん、この表情ができる女優さんは他にもいると思いますが、今まで清純派のイメージが強い彼女が見事に演じあげるからこそのギャップや話題性が、このドラマの評価に繋がっているのでしょうね。
アララ「やっぱり接客が好き」「人を喜ばせることが好き!」にドキッ
人生あきらめかけていたアララが、さまざまな経験を通して人生を見直したり、自信を取り戻していくということがテーマの一つのように思えるのですが、それは同時に、視聴者にも掲げられているではないのかなと感じるわけです。
最初はまったく自信がなかったバーでの接客にもずいぶんと慣れ、昔の勘を徐々に取り戻していくアララが、第二話では未経験の社交ダンス(ジルバ)に挑戦することに。
元々運動音痴で自信のない中、努力と鍛錬を重ねて最終的にはジルバを習得。
踊れずに迷惑をかけてしまった常連客へのお詫びを果たすと同時に、『やっぱり接客が好き』『(接客を通して)人を喜ばせることが好き』という気持ちを取り戻す姿には、思わずドキッとしてしまいました。
そんなアララを通じて、年齢を重ねて容姿に自信がなくなっても、自分の気持ちをごまかさない大切さや諦めないことの大事さを学んだ気がします。
くじらママ(草笛光子)の名言「40歳はまだまだ伸び盛り!」
池脇さんのリアルな演技力もさることながら、周りを取り囲む熟練ホステスさんやママさんの発言力も、とってもとーってもこのドラマに影響を与えていますよね。
セリフに重みや説得力があるのはやはり、素敵に年齢を重ねているからこそ。
くじらママがアララに「40歳はまだまだ伸び盛り」と言っている姿を見て、勇気付けられた女性の視聴者がどれだけいたでしょうか?
思わず共感してしまうのもまた、池脇さんがリアルな女性像を作っているからこそですが。
夢を見られる華やかなドラマも良いですが、感情移入して励まされるドラマがこの時代にピッタリ。
40代女子の希望の星となるようなドラマにこれからもなっていくことを願って…
超熟女バーホステス達とママの超お宝リアル過去写真にビックリ!
今回、少し驚いたのが、熟女バーのホステスさんたちを演じる久本雅美さんらご本人の過去写真が作中に使われていたこと!
確かではないですが、きっとアレらは、そうですよね…?
中でも草笛光子さんの、おそらくSKD時代のお写真が美しすぎること…
過去の栄華(いえ、今も十分すぎるくらい素敵ですが)というに然るべきものだなと思いました。ごちそうさまでした(?)
【おまけ】30&40代ビアンカップル「ジルバ、踊れるようになる?」
最後に、小話。
物語に共感&入り込み過ぎた我ら。
相方に至っては「ジルバ…踊れるようになる?」と私に問いかけてきました。笑
なぜ?と尋ねると、「ふたりで踊れるしうちらにはピッタリやん!」と半ば謎の返答。
社交ダンスの一種である『ジルバ』は、アメリカより伝わったスイングダンスとして知られているようです。
あまり動き回らず、その場に留まるようにして踊るのが特徴とのことで、ひきこもりビアンカップルにもピッタリの種目…?
アララのように訓練する、かどうかは…もう少し考えるとしましょうかね。笑
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