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今できることのすべてを。レズビアンカップルの片割れ、nene.の奮闘記。

『その女、ジルバ』の第三話感想。宝塚時代を彷彿とさせる顔芸全開のみか(真飛聖)& 思わず当て書き?と思ってしまうすみれ(江口のりこ)がついに活躍

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皆様こんばんは、nene.です。

 

 

池脇千鶴さんの熱演ぶりが好評な『ジルバ』も、早三話の放送が終了

 

今までは主演のアララにスポットが当たっていましたが、今回は愛すべき同僚さんたちやホステスさんが活躍する回となりましたね。

 

今回も思ったことをつらつらと…以下ネタバレにはご注意ください!☟

 

 

 

ある日チームリーダーであるすみれに呼び出されたアララ。話はこんがらがりながらも、アララはついに副業でホステスをしていることを明かします。予想外の真実に、同じく呼びだされたみかとすみれはビックリ。

 

戸惑いながらもお店に遊びにくることを促すアララに推され、ふたりはついにお店に足を踏み入れます。そこでアララの生き生きとしたもう一つの顔に触発され、ホステスさんたちと倉庫メンバーの輪も広がっていくという、なんともじんわり温かくなるような希望ストーリーでした。

 

ついにアララの職場チームも活躍

ぶっきらぼうなチームリーダーの正体。思わず江口のりこさんへの当て書き…?

 

第一話・二話では多くを発さず、謎な人物だった江口さん演じるチームリーダーのすみれ見た目からは想像できない愛らしいすみれというお名前も、今回お披露目となりました。笑

 

出向組にきびしく、いつもぶっきらぼうな彼女でしたが、実は仕事にかけるプライドは超一流。社員として働ける有難さを身に染みているがあまり、左遷されやる気のない出向組に対して不満に思っていることがあったのだとか。

 

ヤンキー上がりで、実は人情に熱い彼女。

だからこそ、アララのホスト貢ぎ説&理不尽な理由でのリストラ疑惑に黙っていられなかったんでしょうね。

 

いやーこのすみれね、江口さんはまり役すぎませんか?

バラエティではいろいろ言われている彼女ですが、それはあくまでもカラーの1つであって、演者としてはすばらしいと思うのです。

 

『リモラブ』の先生役でも思ったけれど、雰囲気のある役がめちゃくちゃ巧い

今回のドラマの原作から、すみれというキャラ設定が少し変わっているようで、江口さんご本人が「私に寄せてくれたのかも?」と答えている記事を読みました。

 

原作のすみれがどう描かれているのか知らないのですが、なるほどなーと思ってしまいました。まさに等身大すぎて。

 

それを言うならば、江口さんの本当の性格などを存じ上げませんが。

口数は多くないものの、内側には情熱やプライド・人情が渦巻いていて、どこか憎めない不器用で愛すべきキャラ

 

まぁとりあえず、私の好きな個性的な役どころであることには間違いありません!

江口さんにしか出せないカラー、と思っております。

 

アララへの正義感に加え、エリーさんに湿布を贈るという実は良い人感・みかに誘いを断られてアー…となる様など、すみれのおいしい人柄が見られた第三話でした。

 

・みかの独特の間と表情。宝塚時代のゆうさん(真飛聖)を見た!

続いて、出向組仲間の真飛聖さん演じるみかについて。

 

真飛さんことゆうさんは、宝塚時代かなりのファンでして。結構長らく追いかけていたのですが、女優さんとして活躍し始めてからは『相棒』でお姿を拝見するくらいで…

テレビの中で演じるゆうさんをしっかりと見たのは、今回が初めてくらい。 

 

みかもアララと同じアラフォー設定(というかご本人は40を裕に回っている)のですが、どうしても人生半ば諦めかけた40代というのには見えないのが悩みのタネ(?)

 

メガネ&黒髪ボブカットで地味に仕上げた奥に光る、おきれいさ

 

を、どうしても見つけてしまうんですねー良くも悪くも。

宝塚時代も、見目の麗しさには定評のあった彼女だから、致し方ないのかもしれませんね。

第三話のラスト、アララに感化されてまともに着飾る姿の美しさったら。

 

まぁそれはさておき、ゆうさんの持ち味と言えば顔芸…えーと、表情の豊かさ?

その顔筋のやわらかさと独特の間を活かし(?)、人情味&コメディセンスあふれるお芝居を見せてくれていました。

 

そんな宝塚時代の名残を今回のドラマでも見られて、なんだかほっとするような懐かしいような気持ちがしました♡

特に、バーの前でバッタリ出くわしたすみれと顔を見交わすシーンや、仕事の帰り際すみれに誘われて交わすときの間であったり。

 

目は口ほどにものを言う、という言葉がピッタリだと思います。笑

 

恋多き女エリーさん(中田喜子)のオフ→オンモード。変貌ぶりにホステス(女優)魂を感じる

そして第三話のヒロインとなったのが、中田喜子さん演じるエリーさん

 

中田さんといえば、渡る世間は鬼ばかり

渡鬼を見て育ったといっても過言ではないので、バリバリのキャリアウーマンのイメージを抱いています。

 

しかし、今回はイメージがガラッと変わって恋多き女性役。

ホステスチームの中で、もっともセクシーアピール担当です。

 

そんな彼女に最も驚かされたことと言うと、出勤前(オフ)と出勤時(オフ)のオーラの違い!

 

華やかに着飾ってばっちりメイクを施すと、若いアララの横に座ってもまったく見劣らないどころか、かっさらっていってしまうほどの美しさ…

(私の年上好き色眼鏡は差し引きして頂いても)

 

ですが、自宅のアパート付近で背中をやや丸めて歩く姿は年相応に見えるのです。

これが女優魂ならぬホステス魂かと!

 

すっぴんでも全然きれーじゃーんと思ってしまうその辺の若い女優さんが魅せるのとは打って変わって、女のリアルな底力もしかと拝見できた気がします。

 

あと、アララに自分の気持ちを話しながら号泣するシーン

身すぎて、こちらも魂が震えました…

それを聞く池脇さんのナチュラルな演技もまた泣かせる。

 

あんなに未練があった相手にも、最後にはきちんと落とし前を付ける姿には女の強さを感じました。エリーさん偉い!

 

・惜しげもなく盛り上げるハッピー&希望END!!

まだ傷心&ぎっくり腰を引きずるエリーさんがお店に復帰するのですが、他のホステスさんたちは普段と変わらずいつも通り。

 

優しい言葉ひとつかけてもらえず落ち込むエリーさんだったのですが、それは半ば策略で。

そのあとには、エリーさんが心を寄せているお客さんをアララが連れてきて、ナマコさんらホステスチームからはケーキのサプライズが!

 

そこに、みかやすみれも参加。

互いをちゃん付で呼び合うアララ含め3人の姿には、同窓会でなんじゅうねんぶりかに再会した同級生さながらの照れくささを感じました。それもまた、よき。

 

きびしいこともあるけれど、変わらない温かさがこの世のどこかにはある

そんな『ジルバ』のメッセージ性が表れたエンディングだったのではないでしょうか。

 

次回も楽しみですね♡

 

ジルバの初回&2話感想はコチラ☟

nene627.hatenablog.com

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