Everything you can do now.

今できることのすべてを。レズビアンカップルの片割れ、nene.の奮闘記。

コロナウイルスが私に気付かせてくれたこと。

こんばんは?こんにちは?微妙な時間にどうも、nene.です。

どうやら深夜リズムがきつくなったのか、早々に眠くなる今日この頃です。

 

お肌のゴールデンタイムには、ちゃんと眠ることをお勧めします!(説得力のなさ)

 

 

 

さて、今回は大それたタイトルを付けたんですが…前回の続きになります。

 

私は在宅のお仕事を始めてから一か月弱ほどになります。

それまでは外に出て仕事をしていました。

そのお仕事は撮影のお仕事なのですが、一年弱くらいかな続けていて。

今まではまったく違う職種で働いていたため、

新しい世界は未だに慣れないことだらけ。

 

でも、撮影の仕事が、私の夢だったから。

転職を機に、思い切って飛び込んでみたのです。

 

 

生きてきてずっと、特にやりたいことってなかったんですよね。

何となく学校いって、なんとなく就職して。

夢を追いかけてる人ってすごいなーと思いつつも、自分の事って一番後回しだった。

 

私が唯一したかったことが、人のためになにかすること、だったから。

ずっと人と接するお仕事を選んできましたし、他人の事の方が優先

人が好きなんですね、つまりは。

 

でも、ある時、私に夢が出来ました

そのきっかけとかは後日またゆっくりお話しできたらなと思います。

 

今まで人のことばかり考えてきたから、

一度自分のやりたいことをやってみてもいいのでは?と私は思い至るわけです。

転職の年齢的にもぎりぎりのラインでしたし。

自分のために人生生きてみてもいいのでは?って。

 

思い立ったが吉日で、早めに行動してなんと私はその切符を手に入れるのです。

 

私の夢を応援してくれた人が周りにはたくさんいたので、

その人たちにもすごく祝福して背中を押してもらって、

めでたくその世界に飛び込んだわけです。

 

 

思った以上に覚えないといけないことがたくさんあったり、

持ち帰りで復習しなければいけないこともあり、前の仕事より当然余裕がなくて。

 

 

これも慣れるまで、でもいったいいつ慣れるんだろう…?

 

 

出口の見えないトンネルをずっと走ってきました。

この世界下積み時代は長いと言われています。それは覚悟していました。

しかし、こんなに自分の余裕がなくなるとは…

それほどまでに余裕がなくなっているということすら、見えてなかったのです。

 

 

私の相方Rさんは、身体の弱い人です。

大きな病気をして生死をさまよったこともあります。

体調が悪いなんて、まぁ、よくあることで。

 

ちょうど一月の終わりごろに、Rさんが体調を崩しました。

ちょうどコロナウィルスの影が見えるか見えないかの頃ですね。

Rさんは二月から微熱がずっと続いていて、

コロナが取り上げられていくにつれて不安に駆られていきました…

 

私は撮影の仕事にまだ追われていて、

彼女からの電話を軽く受け流してしまったんですね。彼女のSOSを。

どこの病院や保健所も取り合ってくれない状況は今もあまり変わりません。

しかし、当時はより得体のしれないものに、彼女は追われていたのです

 

 

nene.も私を見放すんだね…」

 

 

と言われて、私はハッとしました。

今でもその時のことは思い出せるのですが、

そこで私は何かの糸がブチっと切れたのです。何をやってるんだ私は、と。

 

次の日から私は仕事に行かなくなりました。

当然出勤の予定でしたが、しばらくお休みを頂きました。

 

仕事人間の私は、仕事を休んだことはそれまでなかったですし、

前日に連絡とかそんな無責任な行動もっての他

私は自分の中の何かが壊れていくのを感じました。

 

 

でも、それ以上に、相方への想いを取り戻したのです。

忘れていたわけでは決してないけれど、

仕事がしめる割合が一時的だとしても上回ってしまっていた。

 

それは耐え難い事実で、

私はそれから、彼女から目を離すことが怖くなりました

順番が前後しましたが、現在関西にふたつ住まいがあって(ひとつは仮住まい)

相方は仮住まいの方で主に暮らしていました。

感染の恐れもあったので、ずっとしばらく離れて生活していました。

 

だから、遠く離れてはいるものの、常に彼女のSOSをキャッチできる状況を作ろうと。

そしてさらに、彼女を苦しめるコロナというものがとても怖くなってしまって、

実際外に出るのが、今まで以上に怖くなってしまったのです。

今までじっと家にいてられないタイプの人間だったので、自分でも驚きです。

 

 

 

人生は選択の連続だと思います。

 

それが自分一人の人生ではなくなった瞬間から、選択肢も多くなります。

いろんな局面で立ち回り考えながら、何とか前に進んでいかないのだと思います。

 

一度は自分のやりたいことをやるという人生を選んでみた結果、

自分の一番大切なものを傷つける羽目になった。

私はその道を、捨てようと思いました。

 

相方は自分のやりたいことを応援してくれてましたし、周りの人もそう。

だから正直こんな形でおさらばしてしまうのは情けなくて後ろめたくて

私をその世界で一から育ててくださった先輩方にも、頭が上がりません

 

実はまだ正式に退職扱いにはなっていないので、

きちんとそこはけじめをつけようとおもっています。

 

 

相方は結局コロナかどうか検査してもらうに至らず

他の持病もあったため、まずそっちの白黒つけてから、と言われる毎日でした。

でも、疑い、のある時点で、

そのコロナ以外の検査すら受け入れてくれる病院もなかなか見つかりませんでした

日本の制度にはもう飽き飽きしているのが現状です。

 

でも、苦しみ続けて二か月弱、

Rさんもコロナ以外の検査をしてくれる病院に出会えました。

検査結果はなにもなく、それでもコロナの白黒は未だに分からないけれど、

体調も近頃上向いてきているようなので、私は信じて待ちたいと思います。

 

 

人生のうちで、苦しいことの分幸せがある。

人生は平等なんだって私は信じています。

 

 

 

相方は私が家にいてくれると思うだけで、精神状態がましだと言ってくれました。

それを聞いて、私は間違ってないと思いました、この行動が。

 

取捨選択の末、私は相方の傍で余裕を持てる仕事を選び、

金銭との折り合いを付けながら、これからも模索していきたいと思っています。

 

 

コロナの猛威は、私に一番大事なものを再確認をするきっかけをくれました。

それだけは、感謝?なんですかねぇ。

 

今まで本当に限られた人にしかこの出来事は伝えていませんでした。

ですが、こうして電波に乗せることによって、私の気持ちもどこか消化できます。

 

お目を通してくださった方いらっしゃいましたら、

本当にありがとうございました。

 

 

 

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nene.