Everything you can do now.

今できることのすべてを。レズビアンカップルの片割れ、nene.の奮闘記。

ボス恋最終回から蘇る、むかしの夢。

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皆様こんばんは、nene.です。

 

 

今期のドラマがどんどん終わっていくので寂しい私。今日は、昨日最終回を迎えた「ボス恋」の録画を見ました。

 

その中で、菜々緒さん演じる編集長が、自分の抜けたあとのMIYAVIの構成ページをめくるシーンで、思わず私も涙してしまいました…

 

ドラマの登場人物に感情移入することってありますよね?人物の境遇や性格が似ていたらなおさら。

 

編集長は父親の期待を裏切って自分の道を進み、大好きなファッションの仕事に就いた。

でも結果うまくいかず、その業界を一度は去った…

 

諦めたと割り切ってはいても、好きな気持ちは変わらない。嫌いになんてなれない。

その世界に触れると自然とワクワクして、笑みがこぼれる。涙があふれる。

 

どこか懐かしいような、切ないような気持ちに包まれる。

 

そんな編集長の気持ちが、私にスっと忍び込んできたんでしょうね。

 

・・・

 

編集長がファッションの道を志し目指したように、私も写真の道を一度は志しました。

 

今までの人生の中で初めてに近いくらい、自発的に取り組んだことです。

 

私はずっと受動的な人生を歩んできました。

 

何かをやりたい、

何になりたい、

とゆう大きな夢がありませんでした。

 

ただ人のために働けたら、それでよかったのです。

 

そんな私の中で突如芽生えた写真の道は、人生の中で貴重な「こだわり」だったかもしれません。

 

そのこだわりを追いかけて、30半ばでこの業界に飛び込みました。

まず入れたことに自分でも驚き、やるからには頑張ろう、そう思ってきた。

 

でも、想像以上にきびしい世界だったのです。

体力的にもそう、なにより精神的にも。

 

それでもじきに慣れるだろう、そう思って。でも結局は、違う理由で退職に至りました。

 

・・・

 

今こうしてWebライターというお仕事をしています。

 

物撮りのお仕事や写真にまつわるお仕事を、今も任せていただくこともあるけれど。

緊張感に包まれた「あの世界」は、私にとって今も特別。

 

ふとした瞬間に思い出して、胸が熱くなるのです。

 

「辞めなければどうなっていただろう?」

「世界にコロナが蔓延しなければ?」

 

…考えたところで答えは出ないし、事態も世界も変わりません。

 

戻りたいわけでもない。

 

ただただ眩しい、夢を追いかけたあの頃。

駆け抜けることはできなかったけど、その経験こそが、財産です。

 

この宝物を持って、新たな夢を歩んでいきます。