煌羽レオの仮面、きっと重たかったよね。贔屓の飾らない笑顔が胸に迫った雪組大劇場千秋楽 感想
皆様こんばんは、nene.です。
劇場に行かれた方、ライビュや配信で見られた方、お疲れ様でした。
私も自宅で見させていただきましたが、本当に最高の千秋楽だったと思います。
残念ながら劇場での観劇は叶わなかったため、千秋楽にしてマイ初見。
事前情報を極力入れず、新鮮な目で見たかったため、SNSでの感想もなるべく目に入れないよう努めてきました。
それゆえ、芝居・ショー・サヨナラショーすべてに感想がたくさんあるのですが、まずは今回退団する私の贔屓 煌羽レオさんについて語っていきたいと思います。
お付き合いいただける方、ぜひ読んでいっていただけると幸いです☟
f f f -フォルティッシッシモ-~歓喜に歌え!~
望海さんと同等に対峙する役を見れて感動
カリさんは今回、オーストリア帝国の敏腕政治家のクレメンス・フォン・メッテルニヒを演じています。
のぞみさん演じるベートーヴェンと対立し、行く手を阻んだりする役どころ。
幕開き間もなくして、のぞみさんと指し向かいでお芝居するシーンがあるのですが、これがまた感慨深くて。
アンダルシアの美女、黒田了介、伊東甲子太郎、マルクス・マイヤー…
関係性は違えども、カリさんはのぞさんと絡みのあるお役をたくさん演じてこられているのですが、どの役も、のぞさんの大きさを感じずにはいられませんでした。
でも、今回のメッテルニヒに関しては、カリさんの存在の大きさを強く感じたんです。
今まで少なからず見えてしまっていた引け目というものを感じなかった。
カリさんのたゆまぬ努力と、のぞさんの影響力のなせる技なのかなと感動してしまいました。
しかも、歌の掛け合いまで…
最後に素敵なお役と場面を当ててくださったウエクミ先生にも、感謝したいです。
ありがとうございました!!
煌羽レオ×ヨーロッパ貴族=ビジュアル無敵説
お芝居や存在感もさることながら、その美貌は毎度パソコンの画面を割る勢い。
どの角度からも、いちいち決まる。
ピントが合いすぎて、美しいほどに怖い。
そんな人他におる?いや、私の目には他に見えんかった。
ハイトーンの鬘にヨーロッパ貴族のお衣装、ビジュアル最強と思って止まなかった「ひかりふる路」でのジャコバン派議員のお役が思い起こされました。
あれは、のぞきほ新体制の第一作目のことでしたねぇ(遠い目)
カリあす信者の戯言
これはまさに同期万歳ありがとう!としか言えないのですが、メッテルニヒの一声「サリエリ!」で、サリエリ演じるあすが陽気に出てきて歌う場面はもう…
キャラ適材適所すぎ94最高か、としか。
全体を通して言えることですが、今回のお芝居はみんな適役だった。
当て書き?と思ってしまう配役で、ウエクミ先生の雪組愛を感じました♡
シルクロード~盗賊と宝石~
呟き。生田先生が描く理想の望海風斗像とは
雪組の望海風斗を愛してやまない生田先生が手掛ける初のショー作品とのことなんですが、先生はいったいどの辺を目指して作ったのでしょう?
と冒頭では思ったのですが、見進めていくうちに、あ、これが究極の望海風斗像を体現したショーなんだ…とぼんやり思い至りました。
これが生田くんの描く、望海風斗の美学。
この辺のお話はまた次回に致しましょう!
さまざまな煌羽レオが見られるショー
カリさんについては、稽古場レポなどでも語られていたとおり、とりあえずひーこさんと組んで踊る場面が多い多い。
観客をアラビアの世界へと誘うプロローグは退団者組で固められていましたし、いろいろな場面でお姿を拝見することができました。
失礼ながら「どれだけ映るか分からない…」と言った相方も驚くほどの出番で、もう、ねえ。
94期の小話
特に今回は忠実な立ち位置で、同期のあすと対で使われていることが多いなという印象。
なんだか原点に帰ったような気がいたしました…
中詰めの白い場面では、あすとあんこちゃんに背中を押されて前に出てくる振りも見られましたし(うーん、これ、もしかするとサヨナラショーの方かも?)、カリさんと同期の触れ合いがたくさんみれて心があったかくなりました。
と同時に、ついこの間、同期のじゅりを同じ感じで送り出していたのにな…と思って少し寂しくなったりも。
こぼれんばかりの白い大輪のお花
とはいえ、黒燕尾では階段下手1列目に板付き。
胸元には大輪の白いお花。
退団者の胸元に千秋楽付近から現れるお花、アレを見るとソノ時がいよいよ迫っていると実感しますよね。
宝塚の、素敵ながらも切ない風物詩です。
サヨナラショー
カリのぞ爆発しろ。かわいすぎるアンダルシアの美女
ネタバレは見たくないと思いながらも知ってしまっていた、アンダルシアの美女の再来。
あの…
予想以上の迫力でかわいさでナイス腹筋でした!!!(?)
あれはもう正気ではいられない。
幸いなことに自宅だったので、思う存分発狂させていただきました(近所迷惑)
当初のように褐色メイクではない、役にそこまで入り込んでいないというのもあるでしょうが、等身大のただただのぞさんが大好きなカリちゃん♡に見えました。
あの顔を寄せあっての笑顔満開カット、アップで切ってくださって本当にありがとうございました(真顔)
頭がショートして、はっきりと思い出せないのが惜しいですが、家宝となりました。
もう、のぞカリ結婚して。
と、本音が出たところで次いきますね。
ダークな雰囲気の死の鳥。退団者場面も!
私の大好きな役のひとつ、マルクスさんです。
こちらも、のぞさんとの飲め飲めソングの場面で、ありがとうございます。
当時こんなトリオのひとりに入っていいの…?と、驚きを隠せませんでした。
あとは、さきな率いるガートボニートwith退団者。
このパートをあてがっていただけるなんて…と感無量でした!
満開の笑顔に思わずほころんだ退団挨拶
そしていよいよ階段降りからの、お花を受けっとって、挨拶。
大階段のてっぺん、のしのしとゆっくり歩いてくるのが相変わらず煌羽レオさんだなぁと思ってしまいました。
ですが、大階段の真ん中でスポットライトを浴びたカリさんは、予想を大きく裏切って、笑顔満開でした。
男役としての立ち位置、感情の持っていき方、不器用さ。
さまざまなものがいつも、彼女の顔を薄布のベールで覆わせていたのでしょう。
その薄布がまさにパサっと落ちたような、飾らない笑顔で、ハッとしたのが本音です。
あんな飾らない笑顔、本当にはじめて見ました。
カリさんが笑うと、私も嬉しい。
挨拶の開口一番、「想像以上に苦しいことが多かった」というニュアンスのお言葉がありました。それはきっと、今一番のカリさんの本音でしょう。
ファンのみんなのために尽力することは、やっぱり重たくてしんどいこと。
そんな重荷を背負いながらも輝いて、私に夢を見させてくれてありがとう。
そんな感謝の気持ちでいっぱいです。
日を追うごとに綺麗になっていくと言われている退団者ですが、退団を決めたその日から、背負っている重たい荷物を少しずつ下ろし始めるのかもしれませんね。
そして最後には、素の自分に戻る。
背負った姿も、素の姿も、どちらも本当に綺麗なのですが、今はもう何も背負って欲しくない。
ありのままのカリさんでいてほしいと願うばかりです。
次は私たちが、カリさんの第2の人生での幸せを、心から願う番ですね!
でも、まだ東京があるのでこの気持ちはしばし保留。
東京公演もまだ油断なりませんが、悔いない形で卒業できますように。
カーテンコールで恒例。退団者からの一言では…?
のぞさんに振られて「宝塚に入って良かったです」の、その先が続かず顔を歪ませて、のぞさんに「そのお顔(ファンの方に)見せてあげて?」と言われてもがもがするカリさんのかわいさったら……
なんだかカリさんにとってのぞさんは、お母さんであり、愛人であり、同士であり、仲間。
もう結k(2回目
まさに心が忙しい、そんな大劇場千秋楽でございました。
長々と書いてしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございました!
またカリさん以外の感想は、また次回以降に。
千秋楽の愛に包まれた方、ついでにぽちっと…☟