【MIU404最終回】志摩と伊吹もコロナ現世を生き抜いているかのような希望を与えてくれたラストに拍手!
皆様こんばんは、nene.です。
ついに、MIU404も最終回。
毎週お会いしていた志摩・伊吹コンビに会えなくなるかと思うと寂しいですね…
こちらの相棒コンビも勿論ですが、周りの4機捜メンバーもとっても魅力的。
大ベテランで味出しまくりの陣馬さんや、後半いろんな意味で追い上げを見せた九重くん。
そして、女隊長の桔梗さんに至るまで…
いやぁ~いつのまにかすっかり、MIUの世界にどっぷりでした。
以下、最終回のネタバレ含みます。
真の黒幕 久住に振り回される志摩と伊吹。
いつしか相棒 伊吹に心許し、判断を誤ったことを悔いる志摩は一人行動へと。
そして伊吹もまた久住を説き伏せ用と彼に近付くが、まんまと罠にかかってしまい、大量の薬をかがされて意識不明に。
伊吹を追って船に乗り込む志摩もまた…ふたりそろって絶体絶命?!
以前よりMIUの構成が凄く凝っているなと思っていたのですが、最終回は薬の作用も取り入れて、夢オチを巧みに利用したハラハラドキドキ効果抜群の展開!
いや、そんな、まさか!とは思っていましたが、あまりのリアルさにゾッとしたり。
そして、ここでも星野源さんの「薬抜けあと」の芝居の上手いこと。
本当に薬やったことあります?って思ってしまうほどリアルで、思わず息を飲んでしまいました。
芝居のうまさでいうと、久住演じる菅田将暉さんもめちゃくちゃうまい!
ぶっ飛んだ役どころなんだけども、見事に自分のものにしていて、等身大の若者策士黒幕感がすごい。
ネットでも評判のようですね。
あと、関西弁がわりとネイティブに聞こえたのだけど、どうなのだろう?(知らなくてすみません…)
久住の「人間味のなさ」は、彼の閉ざされた過去に秘密が隠されているのでしょうね。
もしかすると、いちばん可哀想な人なのかもしれません。
自分が支配する薬、そして人々に、最後は痛い目を見せられた。
話の通じなくなった彼らに笑い飛ばされた時の久住の顔が、なんとも言えず絶望感が漂っていたのは、同時に自分のしてきたことにも絶望したからでしょうか。
そして彼は死ぬことを許されず、生きて罪を償うことに。
死んだらそれでおしまい。生き続けることの方が、きっと何倍も苦しいことのように思えますが、彼はそれを受け入れたのでしょうか。
蝶は飛び去らなかった。
まるで捕まることを待っていたかのように。
あと、九重くんが機捜に留まらず、新しい風を吹かせる立ち位置になるという展開が新しいなと感じました。
今までのドラマだったら、きっと何とか機捜に居場所を確保しそうなもの。
九重くんを説得するのが大ベテラン陣馬さん、というのがまた言葉の重みがひどくあってナイスキャスティングでした。
いつのまにか、こちらの相棒コンビにも思い入れが…
そして、ラストのシーンはコロナの蔓延る2020年現在。
本来ならば、東京オリンピックが通常通り実施されたんだろうなぁ。
あまりにも自然に差し替えが行われていたため、なんだかMIUメンバーも厳しいこの現世に生きている、という希望が持てませんでしたか?
脚本各所に、盛大な拍手です。
ありがとうございました。続編熱望!